6月の御朱印は「稚児大師」。
稚児大師像は、空海さんの5〜6歳のころのお姿で、そのころ、空海さんは、さまざまな仏さまと交流している夢をよく見たのだそうです。
そのことは、御遺告(ごゆいごう-空海の遺言)に、『夢に常に八葉蓮華の中に居坐して諸仏と共に語ると見き』とあります。
そのお姿が絵になり、彫刻になりして、全国に残されました。
空海さんが生まれる前、ご両親は、あるとき夢で天竺から聖なる僧がやって来て、自分たちの懐に入るのを見ます。そして懐妊し生まれたのが空海さん。幼名は真魚(まお)。
「この子はいずれ仏弟子にしよう」と言っていたそうで、それを聞いた幼い空海さんも大変うれしかったとか。
空海さんは幼いころから土で仏さまを作り、拝むことを遊びにしており、また大変に賢かったこともあり、両親や周囲の人たちから「貴物(とうともの)」と呼ばれ育ちました。
今月は空海さんのご生誕が6月15日であるのを記念しまして、稚児大師像を描きました。
周りには、地蔵菩薩さま、不動明王さま、如意輪観音さま、小さな仏さま、十一面観音さまが同じく蓮の花に乗って現れています。
稚児大師像のご利益は、こどもの身体健全、学業成就です。
仏道、密教はもとより、語学、書道、詩文、土木建築、医学などにも精通していた空海さん。
皆さまの才能も開花いたしますよう、ご祈念いたします。